FREITAG From Truck Till Bag

古いトラックの幌は、FREITAGのF-actoryで非常に複雑な5つのステップを踏み、機能性に優れた一点物のバッグへ生まれ変わります。

ステップ1:幌の調達

道路に並ぶトラックの群れからはイメージしづらいかもしれませんが、古いトラックの幌を手に入れるのは決して簡単なことではありません。状態の良いものを見つけるのは特に困難です。FREITAGの素材調達は、グレンコアではなくハードコア。つまり、グレンコア社(スイスの商品取引商社)に委託せず、自分たちの手でひたすら懸命に素材を調達しています。幌を調達するのは、5人のバイヤー(通称トラックスポッター)です。F-Workerと呼ばれる200人のFREITAG従業員が、暇を持て余すことも生活に困ることもないよう、年に460トンもの幌がNœrdに運び込まれます。幌の仕入れ先は、トラックの運転手や運送業者です。トラックスポッターは、人気の高い色を持つ上質な幌を手に入れるため、ひっきりなしに電話をかけたり、ヨーロッパ各地のサービスエリアを回ったり、仕入れに奔走しています。

Hard Work @ Nœrd: Truckspotter – Watch the Clip!

ステップ2:幌の解体

幌を加工するためには、まず解体しなければなりません。しかし、大きくて汚い幌を解体するのは、とても大変なこと。この巨大なモンスターをR.I.P.(リサイクルされた個々の製品)に生まれ変わらせるには、男性たちの力が必要となります。その役割を担う一人が、Thomas(トーマス)です。作業は、FREITAGバッグに使用しないアイレット、ストラップ、ベルトなどを取り除くことから始まります。次に、たくましい男性従業員が、2つの裁断テーブルに広げられた幌のポテンシャルを、ひとつひとつ鋭い目利きで吟味していきます。そして、その目利きよりもさらに鋭いナイフで、幌をたたき切ったり、裂いたりして、上質な部分だけをカットします。2.4メートルの標準サイズにカットできたら、折り畳んで洗浄チームに渡します。

Hard Work @ Nœrd: Tarp Cutter – Watch the Clip!

ステップ3:洗浄

Nœrdの地下室は、一見すると伝統的なランドリールームと同じように見えるでしょう。しかし、そこで行われる作業はランドリールームとはまったく異なります。ここで、バッグを清潔にするのは言うまでもありません。幌の洗浄作業を担当するMustapha(ムスタファ)やSalim(サリム)がここで実際に行っているのは、「使い古した」素材を「風格のある」素材にし、「古い物」を「ヴィンテージ」にレベルアップさせること。使用するのは、1日1万5千リットルの雨水とFREITAGの秘密の洗浄剤。古い幌が持つ真の美しさを引き出せたら、乾燥させて色ごとに丸め、バッグデザイナーに渡します。

Hard Work @ Nœrd: Scrubber – Watch the Clip!

ステップ4:バッグデザイン

競合他社が「裁断」と呼ぶ工程は、そのほとんどが東アジアで機械を使って行われています。しかし、FREITAGでは人間の手、頭、感性を使います。バッグデザイナーの役目は、唯一無二の美しい製品を生み出すこと。これはクリエイティブさを必要とする骨の折れる仕事です。その仕事を担当するのが、Lara(ララ)と彼女の同僚デザイナー。型とカッターを使い、幌の模様を最大限に活かした最も美しい部分を切り取ります。その後、他の部分もきちんとそれに合うようにカットします。

Hard Work @ Nœrd: Bag Design – Watch the Clip!

ステップ5:仕上げ

F-actoryでは、見本品とテストバッグのみが縫製されます。販売用のFREITAGバッグは、長年信頼関係のあるスイス、チェコ、ブルガリア、フランス、ポルトガル、チュニジアのパートナーのもとで作られています。彼らは厚い幌を丁寧に縫製することができる熟練の技の持ち主です。バッグがスイスのNœrdに戻ってきたら、すぐに検品を行い、きちんとできているかをチェック。検品が済んだら、FREITAGの秘密のカラースキームに沿って製品を選び、箱に詰めます。オンラインショップで販売される一点物のアイテムは、台の上に乗せ、すべての側面から写真を撮ります。

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